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リンゴ「つがる」と「シナノスイート」のちょうど中端境期にあたる今の期間は少し時間に余裕があるので「ぼかし」をつくることにしました。

といっても園地全体用ではなく(園地全部のぼかしの量だと到底一人では作れない汗)昨年借りて今年植え替えをした畑用。

実はその畑、ちょっと病気がちの土でして、苗を植えたところ数本枯れてしまいました。

このまま放置しておくと被害が拡大する可能性があるため、思い切って畑の土をすべて発酵させ堆肥化させてしまうことでいい菌たちで土を制圧してもらう作戦をたてました。

そのため、通路は雑草をこれでもかというほど伸ばし、堆肥の材料にしてしまおう予定です。
そして発酵を成功させるスターターを「半ぼかし」という形で今回仕込んでみました。(うまくいくかなぁ)

ちなみに「ぼかし」とは有機の生肥料を直接使うのではく、一度微生物の発酵を通し”ぼやかす”ところから語源がきているようです。(多分)

「半ぼかし」とは造語に近いのですが、有機生肥料を完全に発酵させてしまうのではなく、微生物が活発に活動している発酵途中のものを指しています。

微生物が活発に動いていることは植物たちには悪影響を与えてしまいますが、今回は何も生えていない通路の土壌改良なのであえて半ぼかしを使ってみることにしました。

またせっかく伸ばした雑草も病気がちの土で発酵させると病気のほうがかえって増えてしまう可能性があるため、事前に自分で培養した活発な優良菌たちを米ぬかともみ殻でさらに培養し、それを土に混ぜて優先的に増えてもらおうと画策しています。

果樹はとにかく永年作物なので、一度苗を植えてしまうと畑を耕しリセットすることができず、あとから欠陥が見つかったときそれを改善する手段が限られてしまうため、今回思い切ってやってしまおうと計画してみました。

材料はいたって簡単。

肥料をあげるわけではないので、微生物のえさになる「米ぬか」

微生物の住処になる「もみ殻」
スターターにする微生物を培養した液剤(今回は3種類の液剤をブレンドしました)




です。

作り方も簡単で水分量約50パーセントになるようにしたら後はひたすら混ぜます。

とにかく混ぜます。

我が家のみそ作りの技術が今まさに役に立っている瞬間です!(我が家は2年に一度家族で自家製味噌を仕込んでいます)

そして3日~1週間ほど寝かします。


いつ頃まけるかはわかりませんが、5~60度くらいまで温度が上がったときにしようと思います。

まぜるだけなら一人で1時間半弱。

作業も以外と簡単にできました。

出来上がりがちょっと楽しみ。

本当はこんな調子で自分の園地用に肥料を仕込みたいのだけれど、量が半端ないのと完成するまで毎日天地返し(切り返し)をしなければならず、作った後もどうやってまくのかが課題であるのでこれらが解決するまでは自家肥料はおあずけかなぁと思っています。(いつかやりたいですねぇ)

でも今回はいいデモンストレーションになりそう。

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つがるも無事終わり、やれやれよやくひと段落。
今年はすごい忙しいけど、その分今までにないつながりがあちらこちらから出てくる。
本当にありがたいなぁ

で、パソコンをデスクトップしかもっていない僕は忙しさに比例してパソコン机に座るタイミングがとても少なくなった。

こりゃいかん。

ほんとにヤバイ。

意を決してついに「ノートパソコン」の購入を決意した。
といってもノートパソコンにそこまでこだわりもなく(デスクトップはめっちゃこだわったけど)、Windows10かそれ以降がでても動くCPUであってほしいだけなのでi3~i5~あたりでどこかお安く手に入らないだろうかと探していたら(i3~i5~の時点でかなり高額)中古パソコンなんて選択もあった。

中古はなんだかんだと周りに言われもしたが、とにかくワード、エクセル、ネットが快適にできれば何にも文句ない。

合間をぬって専門店に足を延ばしてみると激安のパソコンがずらり。

お目当てのCPUも30000~40000円台。

買いですねぇ

店長さんともパソコンの熱いトークで盛り上がり、

下調べのつもりがその場で即決。

昨日手元にきてさっそく使ってみると場所を選ばず仕事ができることに感動。

働き方改革。

うまく時間を利用していきたいなぁ。


摘果作業もようやく終わり、夏野菜も収穫が最繁期に突入しようやくやれやれと思っておりました。

が、今年はとにかく暑い!!!!

リンゴ達も頑張っていますが、あまりの猛暑と干ばつでリンゴは日焼けだらけ、灌水が届かない場所は緑肥(あるいは雑草)が枯れ始めました。

え!?

緑肥って枯れるの!!!??

信じられない光景にわが目を疑いましたがやっぱり枯れていました。

そして待ちに待った雨は、台風でした。

今年はなんだかとんでもない異常気象が続いております。

それでも健気に頑張るリンゴ達をみるとこちらもへこたれていられません。

できうる限りのお世話をさせて頂いておりました。

そして迎えた8月。


今年の収穫期がいよいよやってまいりました。

「サンつがる」無事収穫時期を迎えました!!



感無量

今年は7月に投稿したように減農薬にも挑戦しており、つがるも20%ほど削減に成功いたしました。



毎年のことですが、日持ちしない品種ですので一般販売はいたしておりませんので次品種の「シナノスイート」まで今しばらくお待ちくださいませ。


1か月ほど前に農研機構さんから圃場視察の依頼があり、先日の水曜日に我が家のリンゴ園とシェア農の圃場を見て頂きました。
こんな機会は滅多にないので、視察と言わずいろいろと助言を頂こうと思いました。

当日は特に 土着天敵 についての話が盛り上がり、土着天敵を生かすにはどうすればいいのかを深堀しました。
結論、やっぱ緑肥だよね!という話に落ち着き、緑肥の重要性を再確認しました。
我が家では緑肥をイネ科とマメ科を混ぜて蒔いてあります。
これがどんな相乗効果を起こすのだろうと播種した時はワクワクしたものですが予想以上の効果が出てきているようでした。

緑肥と土着天敵の話が盛り上がった後は全員で緑肥の中にいる土着天敵調査をしました。
そこでみつけたのが、ヒメハナカメムシカブリダニ(前回と同じ内容だ・・・)という害虫を食べてくれるカメムシとダニが定着していることが確認できました。
大学時代に研究室の先輩の研究対象だったので、とても懐かしい虫でしたが、まさか自分の畑に定着しているとは思いもよりませんでした。
気が付けば緑肥ならず木の枝にも歩いており、なんだか守護神のようで頼もしく見えます。

その他にいろいろと研究されている内容や今回他に視察にいった場所などの話も聞くことができ、また一つ視野が広がり充実した視察会になりました!



リンゴ栽培を専業にしてはや4年目。
就農当初はどんなリンゴ農家になりたいかと思いを巡らせていましたが、今は地域の役に立つ農家にないたいと目標を掲げ、自分に何ができるか日々模索。
体験型農業ワークショップ「シェア農」もその一つ。
そして、今年はもう一つ。
それは、

リンゴの減農薬

昨年は草生栽培(緑肥栽培)に転換して除草剤の使用料を 80% 以上減らすことろから始め、今年は少しずつ 減農薬 も実践しています。

減農薬というと正直地域のリンゴ農家さんに角が立ってしまい(農家さんも病害虫を出さないようにすごい気をつかっているので)、大声をあげていいにくいもの。
でも一方で農薬に抵抗のある病害虫が日々数を増やし、ものによってはあと10年もしたら効力が効かなくなってしまうという話も・・・
地域的にも、いよいよそういった対処をしていかなければいけない時期にきていると思っています。

なので、まずは地域に溶け込んで3年間、ちゃんと地域と合わせたやり方で栽培し、信頼をしてもらい、その中でできる範囲でできるだけ安全な農作物をと取り組んでみました(まずは肥料を有機系のものを使用し、減農薬にうつるための環境づくりなど)。
そのかいあって、地域の農家さんとは仲良くさせて頂けて、自分の思いも少しずつ伝えられるようになってきました。



今年減農薬で取り組んでいる一つが、

 殺虫剤の使用制限 

特にダニはリンゴ農家にとっておおきな課題で、抵抗力のある個体がすぐに発生し効かなくなってしまい、あと10年でダニ専用の農薬は使えなくなるといわれています。(本当にヤバイ)
一方の農家ではダニによる被害が後を絶たず、根絶やしにするつもりで殺虫剤を使用しています。
このギャップを克服するにはダニの天敵である「肉食ダニ」(食べるのは小さい虫だけ)を畑に増やすことが必要だと知りました。
今年我が家の畑の一部でその「肉食ダニ」を発生させることが出来、現在、畑の3分の2を、ダニ剤をまかずに済むことが出来ています!

そしてもう一つが 、

ボルドー剤の使用

殺菌剤として数少ない有機JAS認定農薬であり、安全性が保障されています。
これを殺菌剤の代わりにまくことにしました。
ところがこのボルドー剤、噂ではとても使いにくく結構な嫌われ者。
この地域では使っている人をほとんど見たことがない。
それを身をもって知ることとなりました。
実の程知らずの新米農家は強烈な洗礼をいただきました。




我が家のリンゴ栽培を支えてきた「赤い彗星」は「白い悪魔」へと変貌してしまいました。
まさかここまでとは・・・
スプレー口もつまりそうな勢いだったので慌てて水をタンクに入れて噴射し残液を洗い流しました。
昔は液剤を作るだけで3日間かけたそうで、今は出来上がりで入れるだけのお手軽さになったとか。
それでもこれほど強烈だと使う人もしり込みしちゃうなぁ。

でもそのおかげで微力ではありますが今年は最終的に 20%程度の減農薬が出来そうです(今で10%実施)。

できることからコツコツと。

出来るだけ安全な農作物を目指して。



プロフィール
HN:
那須野 圭佑 (果樹園なすのさんち 園主)
性別:
非公開
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