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3月に入り、時に4月並みの気温にまで上昇する日があるようになりました。
梅の開花も例年の8日も早く、我が家の梅の木も開花を向かえました。
我が屋の自然菜園も、混植したニンニクとネギはも休眠から覚め、じっくり春を待っています。
 

毎年、ネズミに悩まされてきたので、今年は出来うる限りの対策をしています。
ネズミが「忌避」し棲みにくい環境にするため、複数の手段を実施したのですが、残念ながら雪解け後の畑にはたくさんのネズミの巣穴がありました。
忌避効果まるでない・・・
昨年は、ネズミのおかげでピーマンは全滅、ナスは50株の根をかじられる大損害を受けてしまい、悪夢が脳裏をよぎります。
その理由もいくつか推察したのですが、一番は我が家の畑の両隣がネズミの巣窟になってしまっており、いくら追い出しても戻ってきてしまうのです。
昨年は畑に大根などを種取り用に残しておいたので、それが餌となり住み着いてしまう結果となってしまいました。
これを放置すると今度は加害者として周囲に迷惑をかけてしまうので今年は本腰を入れて対策をしています。

今回僕の畑の条件で一番の対策は根本的に個体数を減らすことですので「ネズミトラップ」を仕掛けることにしました。

 

中はこんな感じでセッティング
  

先月、知人で集まりお茶会をしてネズミの対策の話題となりました。
ネズミなど、もともと生息する生き物と共存することはできないものかという内容でした。
その対策として、
・畑に餌になる作物は置いておかない
・ミミズが増えないよう未熟な有機物は土壌内に入れない
・そこかしらに棒を立てておく
・ネズミの入ってきそうな場所にはロータリーをかける
などなど、ネズミの忌避することを行い、ちゃんと住み分けすることが大切という話にまとまりました。
ここからはあくまで私の主観やお聞きした話をまとめた内容ですが、
 なにをやってもネズミの害が減らないことがありその理由が「捕食者の不在」(ネコ、ヘビ、猛禽類(ワシ・タカなど))ではないかと感じています。
 そういった地域はそもそもネズミを抑制する存在がいないので人との共存の前に自然界の食物連鎖が崩れてきているのではないかと危機感を感じてしまいます。

私の畑もいずれの捕食者も見たことがないので代替として、トラップを仕掛けてみました。
ネズミも捕獲され慣れていないのか、思いのほか良く捕れます。
これで悪さをしない程度に減ってくれればいいのですが(悩)
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雪も溶け、とても暖かい日が続くようになりました。
つい2週間前までは雪で埋もれていたのがうそのようです。

リンゴの剪定作業もじっくりしっかりと進めており、3分の2ほど終了しました。

いいリンゴを安定的に育てるためにも、手は抜けませんねぇ

今年もまた悩みの種がひとつ。

「腐乱病」(ふらんびょう)が少しですが発生しました。
昨年かなり治療をしたので発生数は激減しましたが、まだまだゆるしてはくれないみたいです。
リンゴ栽培で致命的な病気には「腐乱病」と「モンパ病」の2種類あります。
その理由は「木そのものを枯らしてしまう」病気だからです。
今年も4本ほど切ることとなりました。


腐乱病で幹がくぼんでしまいました。


削るとこんな感じ。

中のオレンジになっている部分が病巣です。
植物の生命線である”形成層”が侵食される病気です。

専用の道具で削りおとします。


最後に消毒剤をかさぶたの代わりに塗って傷口から細菌が入らないようにします。
うまく削らないとまたそこから病気が発生します。

リンゴの木や、生き延びてくれ~!!

立春
どことなく暖かな陽気が増えてきたように感じます。
それでもまだ朝は寒く、外気は今だマイナスの値を示しています。
不安でした発芽もどうやら進行はなく、ほっと一安心しました。
もう少しこの寒気が続いてほしい・・・


例年になく年初めから忙しい日が続いていますが、畑の選定も一畑分を終了し、これから二畑目に突入します。
ふと気がついたのですが、例年よりは主幹に対しての花芽のつき方は良いものの、今だばらつきがあって、禿げ上がりそうな幹がちらほら。
枝が出ない=実がならないので、枝が出るように複数の対策を講じ今年は万全な体制で臨みたいと思います。
特に側枝の発生は幼木期が最重要ですので、幼木の樹形造りに細心の注意を払いたいところです。


話は飛びますが、
畑で作業をしていた夕方、ちょっと面白いものに出会いました。


「日暈」(ひがさ)という現象だそうです。
太陽の周りに白い虹ができるもので、別名「白虹」(はっこう・しろにじ)とも言うそうです。
この日の日暈は裸眼だとかなりぼんやりとしか見えず、たまたま偏光サングラスをしていたので見つけることができました。

珍しい大気現象も見られて元気をもらえたので、遅れていた今年の野菜苗の品種の検討を進めていこうと思います!
野菜苗の情報発信は3月ころからスタートする予定です。
今しばらくお待ちくださいませ~!

更新が1ヶ月ほどとまってしまい大変失礼いたしました。
新年早々インターネット回線が切れたり、急遽作成しなければいけない書類があったりとなかなかの忙しさで過ごしておりました。

さて、今年も果樹の剪定の時期がきております。
すでにリンゴ畑の剪定も3分の1を終えることができました。
昨年紹介いたしました銘鋏たちは今年も大活躍してくれています。
 
シャキンッと気持ちのいい音を立てながら苦もなく枝を次々と切る銘鋏「花春」。
切り口がとてもきれいなため、翌年も切り口から新たな新芽が出てくるのもしばしば。
いい仕事をしてくれています。

果樹園も自分で剪定をするようになり、2年目に突入しました。
昨年までは、樹勢は下部に集中していましたが、今年は樹全体に満遍なく均等に行き届いているのがよく分かります。


花芽もしっかりしたものがつき今年はもっと大きい実を安定して生産してくれると思います。
いずれの果樹でも、樹勢の管理は生産の安定に直結するのでしっかり見極めたいところです。

そんな剪定の最中、ふと気がつくとなにやら花芽の様子がおかしいことに気がつきました。
とても存在感のある花芽がちらほら。
よく見てみると、”開花してる・・・!?”
 

12月の暖冬のためか、開きかかっている花芽がありました!
このまま止まっていてほしいのですが・・・
今年は早々の開花で霜にやられて大被害の予感が・・・


約1ヶ月ぶりのBlog更新です。
更新が途絶えてしまい大変申し訳ありませんでした。
りんごの収穫が終了し、いろいろな片付けや来年の準備におわれておりました。

12月といえばすでに土は凍り、土を使った作業ができないものですが、どういったわけか今年は暖かくここぞとばかりに来年の土作りをしました。

今年借りることができた来年リンゴ植え付け予定地の土壌診断を行い結果がきていたのですが、恐ろしいほどの痩せ土であり何を植えても全くそだたない土でした。
強い酸性であり、植物はおろか微生物の活動すら危ぶむ環境。
何もせず10数年間を機械で耕して草押さえをしていた結果でした。
腐植を補う意味でも、試しに夏場ソルゴーを播種したのですが、2mを越える大きさまで成長するソルゴーがものの20~30cmで終わってしまいました。
まさに不毛の土地です。
土壌補正(緩衝能)の結果から1反歩につき1.4tの苦土石灰の投入が必要でした。
恐ろしい量です。
ただ除草という目的だけで耕し続けるという行為がもはや農薬の比ではないほど生き物の住処を奪っていることに気づかされます。
人工的ではありますが、「生き物が生きれる場所」として最低限のテコ入れを苦土石灰で補いました。

均等に袋を配置


散布終了

真っ白です。

これを機械で丁寧にすき込んで1週間以上寝かせた後、再度土壌サンプルをとり分析します。
結果だけお伝えすると、数値だけ見れば最低限の基準は保持できる土壌となりました。
これでようやく畑の生き物が生きていられる環境が準備できました。
来年からここは中生種のリンゴ畑になります。
今から3年後の収穫が楽しみです。


12月も終盤であり、いよいよ今年もあとわずかとなりました。
今年、本農園にお出でくださいました皆様、ご利用くださった皆様、本当にありがとうございました。
また、農業に限らずいろんな場面で関わっていただきました皆様にも深く御礼申し上げます。
来年もより「美味しいリンゴ」を提供できるよう努めていきたいと思います。
今年の多くの出会いに感謝し、来年も皆さまにとってよい年であることを祈願しまして今年の更新を終了したいと思います。
それでは、よいお年を!!

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