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現在勤めているリンゴの農業法人さんを3月31日をもって退社いたします。
たった1年しかいませんでしたがとてもたくさんのことを学ばせていただきました。
私の身勝手な都合にも臨機応変に対応していただき感謝の気持ちでいっぱいです。
そのバックアップがあったおかげで昨年は果樹を本業に、野菜や野菜苗まで幅広く学習することができました。
まだまだ確信を得れるほどの技術は未熟ですし、さまざまな背景まで見渡せる視野を持つことはできていませんが、これからゆっくりじっくり突き詰めていこうと思います。

さて、最近は堆肥や踏み込み温床、野菜苗の経過などがメインでしたが、もちろんリンゴの剪定も毎日行っています。
先日、勤め先で初めて開心形(かいしんけい)のリンゴを剪定しました。
開心形とはみなさんがよく想像される大きなリンゴ木のことです。
近年(40年以内)では矮化栽培と呼ばれる栽培方法が主流となっています。
このブログでも何度かリンゴ畑の写真を投稿しましたが、あれらはすべて矮化栽培の畑です。
矮化栽培は木の生長を抑制し若い小さな木の状態を保つ技術で管理が格段にやりやすく収量も多収入です。
しかし、木が小さいため風に弱く支えになる施設が必要です。
ですので、風が吹かず雪も少なく涼しい地域と栽培できる環境がとても限定されてしまい、奇跡的に私の住む長野県安曇野市はこの栽培方法が可能であり、この地域よりも少しでも位置がずれると台風や大雪の影響で矮化栽培はできなくなってしまいます。
そんな背景からここ安曇野では開心形のリンゴ園はほとんど見なくなり、経験をする機会もなかなか回ってきませんでした。

一方の開心形のリンゴ栽培は、リンゴ本来の木のサイズになり、幅が7~10mの大きさにまで成長します。
管理は大変ですが、1つの木から約1000個のリンゴが収穫でき、病害虫への抗体もとても強い木になります。
本当にとても大きく、作業に着手するまえは見た目だけで気負ってしまっていましたが、いざ始まってみると、やはり成長の傾向は同じで要領をつかめばできないことはないことを知りました。
毎年この園の手伝いは参加させてもらおうかな・・・
開心形はその大きさからとても生命力が強く、かなり痛んだ状態でも生きられます。
 
根元はすでに穴があいているものもありました。
「もののけ姫」のコダマがでてきそう・・・


生命力を感じます。


追伸
野菜苗は品種によっては発芽率が若干芳しくなく、ナスは多少数がそろえきれないかも知れませんが、代わりにピーマンやトマトを多めに育てていこうと思います。

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