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リンゴ栽培を専業にしてはや4年目。
就農当初はどんなリンゴ農家になりたいかと思いを巡らせていましたが、今は地域の役に立つ農家にないたいと目標を掲げ、自分に何ができるか日々模索。
体験型農業ワークショップ「シェア農」もその一つ。
そして、今年はもう一つ。
それは、

リンゴの減農薬

昨年は草生栽培(緑肥栽培)に転換して除草剤の使用料を 80% 以上減らすことろから始め、今年は少しずつ 減農薬 も実践しています。

減農薬というと正直地域のリンゴ農家さんに角が立ってしまい(農家さんも病害虫を出さないようにすごい気をつかっているので)、大声をあげていいにくいもの。
でも一方で農薬に抵抗のある病害虫が日々数を増やし、ものによってはあと10年もしたら効力が効かなくなってしまうという話も・・・
地域的にも、いよいよそういった対処をしていかなければいけない時期にきていると思っています。

なので、まずは地域に溶け込んで3年間、ちゃんと地域と合わせたやり方で栽培し、信頼をしてもらい、その中でできる範囲でできるだけ安全な農作物をと取り組んでみました(まずは肥料を有機系のものを使用し、減農薬にうつるための環境づくりなど)。
そのかいあって、地域の農家さんとは仲良くさせて頂けて、自分の思いも少しずつ伝えられるようになってきました。



今年減農薬で取り組んでいる一つが、

 殺虫剤の使用制限 

特にダニはリンゴ農家にとっておおきな課題で、抵抗力のある個体がすぐに発生し効かなくなってしまい、あと10年でダニ専用の農薬は使えなくなるといわれています。(本当にヤバイ)
一方の農家ではダニによる被害が後を絶たず、根絶やしにするつもりで殺虫剤を使用しています。
このギャップを克服するにはダニの天敵である「肉食ダニ」(食べるのは小さい虫だけ)を畑に増やすことが必要だと知りました。
今年我が家の畑の一部でその「肉食ダニ」を発生させることが出来、現在、畑の3分の2を、ダニ剤をまかずに済むことが出来ています!

そしてもう一つが 、

ボルドー剤の使用

殺菌剤として数少ない有機JAS認定農薬であり、安全性が保障されています。
これを殺菌剤の代わりにまくことにしました。
ところがこのボルドー剤、噂ではとても使いにくく結構な嫌われ者。
この地域では使っている人をほとんど見たことがない。
それを身をもって知ることとなりました。
実の程知らずの新米農家は強烈な洗礼をいただきました。




我が家のリンゴ栽培を支えてきた「赤い彗星」は「白い悪魔」へと変貌してしまいました。
まさかここまでとは・・・
スプレー口もつまりそうな勢いだったので慌てて水をタンクに入れて噴射し残液を洗い流しました。
昔は液剤を作るだけで3日間かけたそうで、今は出来上がりで入れるだけのお手軽さになったとか。
それでもこれほど強烈だと使う人もしり込みしちゃうなぁ。

でもそのおかげで微力ではありますが今年は最終的に 20%程度の減農薬が出来そうです(今で10%実施)。

できることからコツコツと。

出来るだけ安全な農作物を目指して。



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那須野 圭佑 (果樹園なすのさんち 園主)
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