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師走になりました。
我が家のリンゴの収穫は無事終了し、昨日、来年のための元肥を施肥しました。
野菜は自然栽培を実施しているもののリンゴは私の栽培技術が未熟のため祖母の教えをこいながらじゅんぐりとやっています。
それでも農薬散布量は一般の3分の2ほど。
ただ、減農薬の基準が散布量ではなく散布回数を減らすことであるため、我が家の防除法は名目上減農薬には当てはまらないのです。
くやしい。
それを逆手にとって、「超強力な殺菌・殺虫効果のある薬剤を1回かけて減農薬」を語る農家さんもいることも事実です。
強力であるが故に残留性も間違いなく高いはずですし、すくなくとも我が家でそんな防除の実施は行いたくはないなぁと思います。

余談でした。

年末にはまだ少し早いですが、昨年のことをちょっと思い出していました。
昨年は農業の修行4年目で自然栽培は始めて実施した年でした。
昨年の今の時期は、結球野菜、特に白菜が肥料不足で結球せずロゼット状で休眠(冬眠)をはじめてしまいました。
今年の白菜はものの見事に結球してくれたため、1年間の土作りの成果がすごくよくわかりました。
今年白菜が出来た畝には来年以降作物がよく育ってくれる期待感でいっぱいです。
すこしづつ自然の循環に乗ってきていることを実感します。

今年は特に土壌の勉強に力を注いでいましたが、勉強すればするほど、なぜ自然栽培の土で作物が育つのかがわかりません。
でも、育つんです。
不思議です。
除々に施肥もいらなくなるんです。
不思議です。
勉強すればするほど、「わからない」ということがわかってきました。
 CEC、pH、ミネラル、保肥力、C/N比、土壌の3要素、あっちが説明がつけばこっちが説明がつかない、そんな連続。
「奇跡のリンゴ」で有名な「木村秋則」さんが「リンゴの木はきっと私に話しかけていると思うんですが、私、リンゴ語しゃべれんですから」といった言葉に共感します。
少しずつ、土壌と技術と知識がひとつになるよう自分の答えを探していこうと思います。


 
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