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連日、寒い日が続いています。

ここ、長野県安曇野市は先日の雪が未だ溶けきれずにいます。
ここで12月に雪が積もるのは本当に珍しいことです。
エルニーニョ現象の影響は伊達ではないですね。
先日の土日は私が通う自然農業スクールの最終日でした。
毎年、最終日は忘年会をやり、イベントには長野県の伝統野菜「野沢菜」の”時漬け”や”合鴨の解体”などを行い、夕食に鴨鍋をつつきながら今年の反省と来年の抱負などをみんなでわいわいと話しあいました。


二日目は餅つきを開催。
私、毎年自宅で餅をついているだけあって、初めて役に立てた気がします(笑)

このスクールで毎年思うのが、鴨の解体です。
2年見ていても解体技術はちっとも会得できませんが、生き物の命を頂くということが率直に伝わってきます。
普段スーパーで見ている肉も見ていないだけで必ずこの過程を経てきていること。
動物だけではなく、野菜など生き物すべてが平等に命があって、それを頂いているということ。
一年見てきた合鴨の命を落とす瞬間はそうやっていろんな感情と大切な忘れ物を見つけ出させてくれる大切な時間でした。
「おくりびと」という映画の中に、焼肉をしているシーンがあります。
そのシーンの中で、美味しそうに焼けた肝をほうばった瞬間、「うまいんだよなぁ、”困ったことに”」という言葉があります。
この「困ったことに」という言葉には、人間が食べるために育て殺した家畜の「食べられるためだけに生まれてきた命」のあり方に、「シンプルな食物連鎖の関係」と「自身が生きるために殺さなくてはならない事実と欲求(食)」、「命を頂くことへの心のあり方」などが複雑に絡み合っていることをを含めていると私は感じました。(※主観です。鵜呑みにしないでください。)
合鴨の時はまさにそんな心境だったような気がします。

このスクールでは学べることが多すぎます。
来年も参加を決意する私でした。
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