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~果樹園 なすのさんち のBlog~
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安曇野では暗黙のキーワードである「無農薬リンゴ栽培」。
地域からその単語がでると批判が間違いなく飛ぶのでこのことについて更新することはかなり躊躇したのですが、今回苗を植えた場所は周りにリンゴ畑はなく、ご近所にも迷惑をかけずに済みそうな環境ですので、「試験区」としてBlogに公表しようと思います。

就農してずっと取り組んでみたいことでしたので、いろんな勉強会に参加しイメージを膨らめ、もはやあとは実践あるのみ、”できるかできないかは置いておいてまずやってみる”ことにしました。

成功したら使える技術でありこれからの栽培に兆しも見えますし、失敗しても原因を特定することで減農薬へのフィードバックにもなります。
せっかくのリンゴ一大生産地、次のワンステップの可能性をしっかり考えていきたいと思います。

昨年、その準備にとりかかり、2年つづけた自然農の畑にリンゴ苗を作ってみました。
もちろん無施肥無農薬。
めちゃくちゃ立派な苗ができました。
通常のリンゴ苗の1.2倍の長さと太さはあるでしょうか。
出来るもんだーと自分自身が一番びっくりしてしまいました。




一番大きなものは、すでに今年発芽予定の芽まで発芽し枝になってます。


やはり健康な「土」「品種」「生態系」があると育つものだと実感します。
あまりにも立派な苗なので大きくなる可能性を見越して3m間隔(一般は1.5~2mなので倍の広さ)で植え付けました。




最後に支柱に誘引して完成です。





支柱からちょっとだけスペースを空けるのがコツです。
支柱に触れてしまうと、触れている部分だけ発芽しないので片面しか枝が出てこなくなります。
全体にまんべんなく枝が出せるようにする工夫です。

果たしてうまく育ってくれるでしょうか。
ワクワクと不安とねずみ害で気持ちがいっぱいです。
これからまた少しずつこのリンゴ達の更新もしていこうと思います。
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6月9日
こんにちは。

FBでメッセージした、下川です。

ぜひ、6.9の切り上げ剪定講座にご参加ください。
りんごの自然栽培の近道と確信しています。

安曇野の松村さんが昨年9月から学び、今季から導入されています。

北信では、飯綱 芋生の林農園が導入して3年、若穂に2年目の園、私は昨年学んで今年が導入1年目です。
B4 2017/04/15(Sat)13:14:27 edit
これは楽しみです
周りにリンゴがないところで、苗から試験できるとは贅沢ですね。
ネズミは心配ですが、経過を楽しみにしています。
横の草を活かしていくならネコ草(エンバク)にしてしまうとか?
ナ丶ノスイ呆 2017/04/15(Sat)13:33:09 edit
下川さま
FBなどご丁寧にありがとうございます。

松村さんの圃場での講習会私も参加の予定でおります。

当日を楽しみにしております。
果樹園なすのさんち 2017/04/17(Mon)00:17:18 edit
ナ丶ノスイ呆さま
本当に試験圃場としてなので私もとても楽しみです。
収益を気にすることもないので焦りもありません(笑)
目的は「最終的に成功させる」こともそうなのですが「なにが失敗に繋がるのか」を見てみたいからです。
自分の「良かれと思っていたイメージや知識」と「現実」の差が何なのかを知りたいので実施してみました。

緑肥は相手が果樹ですので多年草類のイネ科にしようと思っています。
緑肥の品種はいくつか候補はあるのですが、これも実際にやってみていいかどうかの判断ですので、また経過を発信していこうと思います。

ぜひ、気長にお待ちください!
果樹園なすのさんち 2017/04/17(Mon)00:33:39 edit
下川です。

昨年植えた苗木が無事大きく成長しているということは、昨年春の黒星病、そして夏以降の斑点落葉や褐斑病の影響がなかったか、少なかったのですね。

無農薬・無肥料の圃場でしたら、菌根菌の作用と連携(雑草との共生)が働き、植物としての生理がきちんと整って回っているでしょう。

菌根菌や他の微生物を介在して地下の根は、お互いに栄養ばかりか水分もやり取りしているとも言われています。

微生物とバクテリアとの共生は、人間は解明していませんので、いろいろありすぎて判らない世界のようですし。

丁度、人間の腸内の細菌叢と健康の関係と同様です。

木村式で成木を自然栽培転換しようと食酢散布を始めると、開花前後の黒星病罹患で頓挫します。
一旦被害が園内に広まると、翌年EBI剤で対応しても抑えきれずに、その後遺症は3年続きます。

結局のところ、人間も薬依存を断ち、薬なしに健康状況を改善するにはには、投薬期間の何倍もの時間がかかります。
成木が脱農薬も時間がかかる筈ですね。

ところが、50%からは踏み込めない。
踏み込むと病害、虫害で 良品歩留まりが50%以下に・・・

私のJAS基準 EBI剤2回、4回ボルドー(硫酸銅+石灰)でも、外観を伴う良品は2年間10%でした。
今年もEBI剤は使いますが、その歩留まりが上がるかどうかです。

つまるところ、苗木(これは台木と接ぎ木した1年は苗木屋で薬剤散布されてますが、薬の種類、量、回数は少ないと思われます)

断薬は比較的容易だと思いますが、この後の自然界で揉まれる今後がどうか?

もともと、リンゴは日本の土着ではなく風土に合わないことが、薬剤に頼る宿命ということで、病気・虫はそういう植物を自然に返す(つまり存在してはいけない)という働きだと観ることもできます。

それを打破した木村さんは、正に奇跡であります。

松村さんも検証されてますが、徒長枝の葉の上半分は11月末になっても、しっかり残っていました。
そこに実をつけるのは、私は今年が初めてです。
今までは、残した徒長枝につく実はほとんど摘果してました。

斜め上に急角度で斜立した生り枝の葉は、落葉しまし、薬剤なしだと病気にかかります。

徒長枝は2年目以降のものに実が付きますから、所謂2年枝ではありませんが、どういう味と肥大になるかは、今年検証します。

所謂 2年枝 の花と実は摘花、摘果して使わないセオリ―の問題です。

・・・・伸びて1年目の細枝につく花は摘み、実は美味しくならず肥大しないので、摘果する宿命・・・余程不作でない限り。


徒長枝の葉の特性(強い)であれば、成木の場合後半最後の散布から省略するか、食酢に切り替えて、9月→8月→7月と後ろの散布から転換していくのが、切り上げ剪定を利用する方法論になるのではないか・・・と考えております。

殺虫剤、殺ダニ剤を使わなくて済みそうだという目途が附いた年目にして漸く、一歩前進しそうな気配になりました。

苗木は私もグラニースミス、ブラムリー、秋映を買い、ふじも普通ふじを接ぎ木して同じJAS園に定植しました。

JAS基準からスタートであれば、断薬転換も今の成木よりは楽かと期待しているところです。

6月11日に 当地高山で講習会を安曇野の翌日開催ということになりました。
勤務がありますので、安曇野での9-10日のどちらかの参加が可能かどうかはまだわかりませんが、なんとかどちらかの日を予定したく思っております。

なすのさんの苗木、葉が展葉しきりましたたら、アップ画像をお願いします。
枝に斑点落葉病や輪紋病などの痕跡模様があるかどうかも見たく、同様にアップ画像お願いします。
B4 2017/04/27(Thu)07:46:17 edit
下川さま
立て続けにご丁寧なご意見ありがとうございます。
そうですね、病気、というものは昨年はほとんど見られませんでした。
落葉はやや早かったかと思いますが、半落病でもなかったですし、今年もしっかり発芽しています。
初夏ダニの心配もありましたが、最終的に何事もなく済みました。
唯一、苗2本(丸葉自根)がスカシバにやられ枯れてしまいましたが、他の苗は無事でした。

苗が病害虫にほとんどやられなかったことは本当に幸運ですが、そうならないための土作りや環境づくりには神経を使ってきたので、成果が出てひとまずは苗の目途が付いてよかったといった感じです。
病虫害などなにか気になることでてきましたら、またBlogに更新いたします。

・慣行栽培からの転換
もともと慣行栽培のリンゴを無農薬にするのはかなり無理があると私も思います。
化学肥料や未熟有機肥料なので結合された樹体ではそもそも弱く、加えて農薬で完全に免疫を失っているのでどうにもリスキーです。
そういった意味では古木を回復させる手段として道法さんの新梢を利用するのは本当に効率的だと思いました。
肥料を与えるのをやめた後に出てきた枝は強い根強い体をもっているでしょうし、それらを選抜していけば樹勢は回復するかもしれません。
導入されている方たちの今後が楽しみです。

・リンゴが日本で育たないというご意見
下川さまのおっしゃる「リンゴが日本の気候に合っていない」はそうかもしれませんがちょっと気になる話もあります。
確かにリンゴ問わず外来の果樹全般は日本の風土にあってはいないと思いますが、実は安曇野は昔、農家の野菜畑の横には庭の柿の木のようにリンゴの木が植わっていました。
もちろん無農薬無施肥です。
特に切り上げているわけでもなく、祖母曰くタワワに実っていたそうです。
そう聞くと風土にまったく合っていないというわけでもなさそうです。
私も未確認なことが多すぎるのでまだ詳しいお話しはできませんが、育たないわけではないということのようです。
主観ですが、きっと「栽培」にするといろいろ弊害が出てくるようです。

果樹園なすのさんち 2017/04/28(Fri)00:40:02 edit
なるほど
おはようございます。

私の園はすべて10年無施肥できてます。

それが、50%減農薬を基本とし殺虫剤も月1と半減で済んでいるベースだと思います。

しかし、薬剤に依存してきましたから、脱農薬は短期間では難しいという結論です。

もちろん周囲は通常回数散布してますので、そうした環境の中でということではあります。

須坂市や中野市と違い 国道18号線 通称アップルライン沿いはほぼリンゴ園のみですので、桃、梨などの蛾の被害も少ない。

散布を減らすと蜘蛛が増えます。
それが蛾を捕らえてくれますし、鳥も居つきますから虫を餌に。
鳥の巣は1反歩に2つほど毎年あります。

安曇野は米どころで水田が多かった過去から、今の矮化のリンゴ園はS40年代の転作で広大なものになりました。

水田時代はきっと庭先にリンゴが植えられていたのでしょう。

りんごの適地として標高の高い長野県、そして北の青森ほか秋田、山形、岩手の一部が残りました。
西日本では富山、山口県と島根の県境(阿東、弥富)、宮崎の標高が高い・・・一部

暖地ほど蛾ほかの影響は高まりますから、西日本では厳しいかというところです。

昨年は山梨県での蛾の大発生で、柿、桃、葡萄とりんごを2-3本栽培している人は自然栽培をしてきたのですが、りんごの葉をほぼ食べつくされてます。
木村式で8年・・・過去6年は収穫出来てきたのですが・・・。

では、また。


B4 2017/04/28(Fri)05:53:25 edit
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