更新が1ヶ月ほどとまってしまい大変失礼いたしました。
新年早々インターネット回線が切れたり、急遽作成しなければいけない書類があったりとなかなかの忙しさで過ごしておりました。
さて、今年も果樹の剪定の時期がきております。
すでにリンゴ畑の剪定も3分の1を終えることができました。
昨年紹介いたしました銘鋏たちは今年も大活躍してくれています。
シャキンッと気持ちのいい音を立てながら苦もなく枝を次々と切る銘鋏「花春」。
切り口がとてもきれいなため、翌年も切り口から新たな新芽が出てくるのもしばしば。
いい仕事をしてくれています。
果樹園も自分で剪定をするようになり、2年目に突入しました。
昨年までは、樹勢は下部に集中していましたが、今年は樹全体に満遍なく均等に行き届いているのがよく分かります。
花芽もしっかりしたものがつき今年はもっと大きい実を安定して生産してくれると思います。
いずれの果樹でも、樹勢の管理は生産の安定に直結するのでしっかり見極めたいところです。
そんな剪定の最中、ふと気がつくとなにやら花芽の様子がおかしいことに気がつきました。
とても存在感のある花芽がちらほら。
よく見てみると、”開花してる・・・!?”
12月の暖冬のためか、開きかかっている花芽がありました!
このまま止まっていてほしいのですが・・・
今年は早々の開花で霜にやられて大被害の予感が・・・
更新が途絶えてしまい大変申し訳ありませんでした。
りんごの収穫が終了し、いろいろな片付けや来年の準備におわれておりました。
12月といえばすでに土は凍り、土を使った作業ができないものですが、どういったわけか今年は暖かくここぞとばかりに来年の土作りをしました。
今年借りることができた来年リンゴ植え付け予定地の土壌診断を行い結果がきていたのですが、恐ろしいほどの痩せ土であり何を植えても全くそだたない土でした。
強い酸性であり、植物はおろか微生物の活動すら危ぶむ環境。
何もせず10数年間を機械で耕して草押さえをしていた結果でした。
腐植を補う意味でも、試しに夏場ソルゴーを播種したのですが、2mを越える大きさまで成長するソルゴーがものの20~30cmで終わってしまいました。
まさに不毛の土地です。
土壌補正(緩衝能)の結果から1反歩につき1.4tの苦土石灰の投入が必要でした。
恐ろしい量です。
ただ除草という目的だけで耕し続けるという行為がもはや農薬の比ではないほど生き物の住処を奪っていることに気づかされます。
人工的ではありますが、「生き物が生きれる場所」として最低限のテコ入れを苦土石灰で補いました。
均等に袋を配置
散布終了
真っ白です。
これを機械で丁寧にすき込んで1週間以上寝かせた後、再度土壌サンプルをとり分析します。
結果だけお伝えすると、数値だけ見れば最低限の基準は保持できる土壌となりました。
これでようやく畑の生き物が生きていられる環境が準備できました。
来年からここは中生種のリンゴ畑になります。
今から3年後の収穫が楽しみです。
12月も終盤であり、いよいよ今年もあとわずかとなりました。
今年、本農園にお出でくださいました皆様、ご利用くださった皆様、本当にありがとうございました。
また、農業に限らずいろんな場面で関わっていただきました皆様にも深く御礼申し上げます。
来年もより「美味しいリンゴ」を提供できるよう努めていきたいと思います。
今年の多くの出会いに感謝し、来年も皆さまにとってよい年であることを祈願しまして今年の更新を終了したいと思います。
それでは、よいお年を!!
ブログの調子が悪く、お待たせしてしまった方もいらっしゃいましたが、ようやく復旧し情報発信ができるようになりました。
いよいよ安曇野にも本格的な霜が降り、秋が里にまで降りてきました。
夏野菜は一斉に枯れ、冬野菜は身がしまり、グッと甘みがのり、食欲の秋がまさに今!
お待たせしました!
安曇野の「サンふじ」、いよいよ解禁されました!
我が家はじっくり熟したものから収穫の予定ですので11月中旬から開始いたします。
簡易注文フォームにサンふじの情報を更新いたしましたので詳しくはそちらをご参考ください。
今年は昨年に引き続き、天候に恵まれ、とても良い質なリンゴがたくさんなりました!
一年間の自然の恵みに感謝してせっせと収穫をしていきたいと思います。
特に野菜畑は甚大な損害がでてしまい、来年の雨対策をどうするかの課題になりました。
さて、我が家のリンゴも「つがる」の収穫はひと段落し、落下防止剤無散布区も含め、全ての「つがる」が無事終了いたしました!
就農1年目で不手際もありましたが、まわりの皆様に応援していただいているということを実感した収穫期となりました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
これからは「紅玉」そして「シナノスイート」と収穫が控えています。
「つがる」と違い、日持ちするリンゴたちがいよいよお目通りです。
箱売りも解禁になりますので、ようやく皆様のご自宅にも発送できるようになります。
ぜひぜひご検討くださいませ!
お盆を過ぎてからだいぶ涼しくなりました。
野菜も草も夏ばてが解消されて元気いっぱい伸びてきました。
来週にはいよいよ9月に突入し、夏野菜はもうじき終わりですね。
みんなラストスパートです!!
時期的にちょっと早めですが、簡単な中間感想でも。
ミニトマト:シュガーランプ
今年はミニトマトをいろいろ食べ比べましたが、抜群にバランスがいい品種でした。
この品種あれば他のミニトマトいらないかも。(僕の感想ですが)
今年は超高濃度トマトも試食する機会がありましたが、なんだか濃すぎて不思議(不自然?)な味がしたのでたまに食べるくらいでいいかなぁと思ったり。
いつも食べるものはいつもの味が落ち着きます。
栽培の感想は、草勢強く、実割れも少ない路地でとても育てやすい品種でした。
米ナス:ローザビアンカ
米ナスの固定種ではとても有名な品種です。
今年は試しに育ててみましたが、割とよく育ってくれました。
米ナスの多くは結構強い品種なのかもしれません。
ただし、実を大きくするので、初期はよっぽど土が肥えてない限りは木作り(実をつけないようにしてあげる)を優先してあげないとすぐ疲れてしまうみたいです。
米ナス:スノーウィ
この品種はとても弱かったです。
なよなよしている感じです。
でも美味しかったので来年もやります(笑)
今年1年施肥無しで育て、種取をしてみますが来年はどうなるでしょうか・・・
メロン:カンタローブヘイルズベスト
とーっても美味しい固定種のメロンでした!
メロンもこれひとつあればいいなと思いました。
つる管理(剪定管理)をしっかりやれば、1株に1~3はついてくれたので着果も上々。
メロンは今年初めて剪定管理をしてみましたが、普段果樹の剪定をやっていると野菜は正直すぎるほどすぐ返事をくれるのでとてもやりやすかったです。
あとは仕立て方法を模索中・・・
スイカ:トルコスイカ
こんなにあっさりさっぱりしたスイカは初めてでした!
しつこくなくてたくさん食べれます。
そして何よりサイズがお手ごろなので、1~4人まででちょうど良くいただけてうれしい大きさです。
草勢も強く、ほぼ無施肥でここまで大きくなってくれました。
バジル:ホーリーバジル
これも師匠からいただいた品種。
とっても良い香りがして中毒になりそうです(笑)
種取用に今花を咲かせています。
今年はなかなか良い品種みめぐり合えて、6~7割は来年も採用しようと思っています。
まだまだ、技術も未熟で品種も模索中ですが、年々良い物を育てていけたらなと思います。