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6月いっぱいをもってリンゴの摘果2順目を終了しました。
リンゴ界では「良いリンゴを作りたければ畑を3回回れ!」とよく言われます。
しかし、大規模農家さんたちは良いとこ2回、場合によっては1回で済ますことはザラです。
我が家の畑は幸か不幸か規模自体はあまり大きくなく、今後も必要以上には広げない予定でいます。
良い物を育てたければ自分の眼の行き届く規模でないと出来ないからです(当たり前か)。
摘果も時期によって必要量をこなすことで、実も木もとてもよく育ってくれます。
リンゴのために、食べる人のために、そして私の体のために!!(余裕を持ちたい!)そんな農園にしていけたらなぁと計画しています。
 

さて、次は野菜畑をなんとかせねば・・・

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先日、長野県もついに梅雨入りしました。
一時期の強烈な乾燥がうそのよう。
私といえば、現在イネ科植物の花粉症と壮絶な闘いを強いられています。
今年は特にひどく、マスクが手放せません。
鼻の奥痛い・・・

さてさて、6月も中旬となりリンゴの仕上げ摘果の繁忙期に突入中です。
果実は肥大時期が2度あり、1次肥大が「細胞の分裂肥大」2次肥大が「細胞そのものの肥大」です。
細胞分裂期は5月下旬から6月上旬に枝の伸長の停止とともに終了します。

伸長中の枝。
枝先がまだ新しい葉が出ています。この時期は細胞分裂期。


伸長が停止した枝。
停止した枝先に花芽を作り始めてます。
この時期から細胞肥大期に突入です。現在この状態になりました。
 

枝先の伸長停止は先週確認しました。
一輪摘果間に合ってよかったです。
また、伸長がとまったと同時に夏季剪定の時期にも突入しました。
まだまだやることは山済みですが、こうやって植物の成長の小さな変化を見つけることはとても楽しくやりがいを感じます。
精一杯お世話してあげたいと思います!

毎日暑い日が続いています。
リンゴの木や植えつけた野菜たちは今か今かとお湿りを待ち望んでいますが、その気配はなし・・・
水分不足が深刻です。
 
素手で作業しているとリンゴの実が日に日に大きくなっていることを実感します。
1輪摘果作業、先日5月29日にほぼ終了しました。
来年の花芽をたくさんつけさせるため、またリンゴの実を大きくするため、6月に入る前になんとしても終わらせたい作業でした。
最終日は知人の助けもあり、なんとか一通りを残すところまで進めることができました。

 



お手伝いのみなさん、本当にありがとうございました!
これから仕上げ摘果を6月いっぱいで終了させます。
味や大きさの決め手を左右する作業です。
残り4週間ちょっと、腕の見せ所です!
安曇野の田植えの時期がはじまりました!
我が家では自家消費用にお米も栽培しています。
といいましても、昔と違い今は苗も稲刈りも委託で水田管理と田植えだけなのですが。
昔は家族総出で稲刈りを行い、はぜかけをしていたものです。
いつか自分のうちで苗から収穫までして「100%我が家のお米」を育ててみたいものです。

我が家の田植えの要、「イセキ 早苗(2条植え)」です。


今ではどこも乗用4条植えの田植え機を使っているなか、手押しの田植え機はうちだけのようです。
ですが、我が家は1反5畝程度の田んぼですので、この「早苗」だけでも十分すぎる働きをしてくれます。
2条植え7cm間隔でおよそ2時間で作業は終了します。
すばらしい。
しかし、この子の機嫌によって我が家の田植えの質は毎年左右されます。
今年の機嫌はいかに!?


近所の米農家さんから購入した「コシヒカリ」です。
我が家の田んぼでは毎年28~30枚くらいでぴったりになる計算です。
足りるか否かは「早苗」さんの機嫌次第。


早苗さん、今年は機嫌がいいみたいです。
田植えは私と私の弟の男手2人でやりました。
 母や妹、叔母の女手はいつも「おてこ(サポーター)」をしてくれます。
おてこの活躍で田植えの効率は左右されます。
いつもありがたい限りです。
朝7時半の風の少ない時間に開始し、機械の調整などを含め10時半にはだいたいの作業が終了しました。
午後は、機械で植え切れなかったり、抜けてしまったところを手植えで修正しました。
今年も無事終わり、1年間の大切な食料の準備が整いました。
稲たち、元気に育ってくれ!!
現在勤めているリンゴの農業法人さんを3月31日をもって退社いたします。
たった1年しかいませんでしたがとてもたくさんのことを学ばせていただきました。
私の身勝手な都合にも臨機応変に対応していただき感謝の気持ちでいっぱいです。
そのバックアップがあったおかげで昨年は果樹を本業に、野菜や野菜苗まで幅広く学習することができました。
まだまだ確信を得れるほどの技術は未熟ですし、さまざまな背景まで見渡せる視野を持つことはできていませんが、これからゆっくりじっくり突き詰めていこうと思います。

さて、最近は堆肥や踏み込み温床、野菜苗の経過などがメインでしたが、もちろんリンゴの剪定も毎日行っています。
先日、勤め先で初めて開心形(かいしんけい)のリンゴを剪定しました。
開心形とはみなさんがよく想像される大きなリンゴ木のことです。
近年(40年以内)では矮化栽培と呼ばれる栽培方法が主流となっています。
このブログでも何度かリンゴ畑の写真を投稿しましたが、あれらはすべて矮化栽培の畑です。
矮化栽培は木の生長を抑制し若い小さな木の状態を保つ技術で管理が格段にやりやすく収量も多収入です。
しかし、木が小さいため風に弱く支えになる施設が必要です。
ですので、風が吹かず雪も少なく涼しい地域と栽培できる環境がとても限定されてしまい、奇跡的に私の住む長野県安曇野市はこの栽培方法が可能であり、この地域よりも少しでも位置がずれると台風や大雪の影響で矮化栽培はできなくなってしまいます。
そんな背景からここ安曇野では開心形のリンゴ園はほとんど見なくなり、経験をする機会もなかなか回ってきませんでした。

一方の開心形のリンゴ栽培は、リンゴ本来の木のサイズになり、幅が7~10mの大きさにまで成長します。
管理は大変ですが、1つの木から約1000個のリンゴが収穫でき、病害虫への抗体もとても強い木になります。
本当にとても大きく、作業に着手するまえは見た目だけで気負ってしまっていましたが、いざ始まってみると、やはり成長の傾向は同じで要領をつかめばできないことはないことを知りました。
毎年この園の手伝いは参加させてもらおうかな・・・
開心形はその大きさからとても生命力が強く、かなり痛んだ状態でも生きられます。
 
根元はすでに穴があいているものもありました。
「もののけ姫」のコダマがでてきそう・・・


生命力を感じます。


追伸
野菜苗は品種によっては発芽率が若干芳しくなく、ナスは多少数がそろえきれないかも知れませんが、代わりにピーマンやトマトを多めに育てていこうと思います。

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